気になる目の上のたるみに効く眉毛下切開法とはどんな方法?
まぶた(目の上)のたるみ治療“眉毛下切開法”って?
眉毛下切開法は、眉の下部分を切開して余分なたるみを引き起こしている皮膚を取り除き、まぶたのたるみや厚みなどを解消する治療方法です。眉と目の幅さえ確保できていれば、ほとんどの方が適しているとされている治療方法です。
眉毛下切開法は眉毛の下を切開して余剰皮膚を切り取ることで、目元のたるみを物理的に解消し、ぱっちりとした大きな目元をつくります。たるみの元を直接取り除けるため、誰もが大きくはっきりとした目元を手に入れることができます。一般的な目の上のたるみ取り治療と異なり、傷跡が眉のすぐ下にできるため、手術跡が気づかれにくいということも特徴の一つとなっています。
余剰皮膚を切り取った後は目の皮膚が眉の方に引き上げられ、二重ラインを残したまま目元を大きく見せることができます。一般的なまぶたのたるみ取り治療に多くみられる、まぶたへの影響が最小限に抑えられるため、目元のナチュラルな印象を残したまま仕上げることができます。
二重ラインの上の厚みを軽減できるため、二重ラインが狭くなってきた方や、まぶたの腫れぼったさが気になっている方に特におすすめ。 眉毛下切開法を行うと、まぶたの外側にある骨の突出部との位置関係によって厚ぼったく見えていたまぶたがスッキリとして、自然かつ大きな目元になります。ただし医師の手腕によりできあがる表情には多少の差があるため、執刀経験の豊富な医師に任せるのがポイントです。
価格相場 |
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約25~40万円程度が相場です。 |
ダウンタイム |
目立った腫れは5~7日間程度で引いていきます。1~3ヶ月かけて、徐々に傷跡が目立たなくなっていき、個人差はありますが、赤みが強い方でも3ヶ月程度で目立たなくなります。 |
痛み |
手術中は静脈麻酔や局所麻酔を使用するため痛みを感じることはありません。術後5~7日ほどは痛みを感じることがありますが、徐々に引いていきます。 |
効果の持続 |
半永久的な効果を得られますが、加齢によるたるみで二重まぶたに変化が生じることがあります。 |
安全性 |
施術自体は比較的安全性の高い施術ですが、目元を切開する手術ですので実績豊富なドクターを選ぶようにしましょう。 |
注意点 |
眉毛の毛根にダメージを与えて毛が生えてこなくなってしまうことがあり、眉毛のラインが細くなる可能性があります。切開部について詳しい説明を受けるようにしましょう。 |
眉毛下切開法のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット |
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他のたるみ取り治療とは異なり、切開する場所は眉毛の下のみ。そのため、眉毛の生え方や眉メイク、コンシーラーやファンデーションなどのカバーによって傷跡はほとんど分からなくなります。
二重の幅が細く、一重に近いような方は、まぶたのたるみが解消されることで二重幅が広がるため、二重治療を行わなくてもパッチリとした目元になります。
一重の方はそのまままぶたの厚ぼったさを解消できるので、施術をしたと周囲に知られる心配がありません。目が大きく見えることで、見た目へのアンチエイジング効果も期待できます。
眉毛下切開法を施した後は、目が自然と開くようになるため、眉やおでこに力を入れる必要がなくなり、おでこにできるシワが解消されます。術後のダウンタイムも短さもメリットの一つで、洗顔やシャワーは手術の翌日から可能。施術時間は約30分と短時間です。
デメリット |
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目と眉毛が近い方の場合、施術を行うことでさらに距離が短くなるため、顔の印象がきつくなってしまう可能性があります。そのような場合は、眉毛下切開法以外の施術でたるみを解消する必要があるでしょう。
眉毛の下を切開すると、施術箇所には傷跡が残ります。皮膚を物理的に除去するため、その部分には眉毛が生えなくなり、結果的に眉毛のラインが細くなるという可能性があります。眉のラインが細くなりすぎて、元の太さに戻したいという場合には、専用の「眉毛植毛」が必要となります。
施術後はまぶたに腫れが出たり、傷跡に赤みがさしたりしたままになるといったデメリットがありますが、医師の技術の差によって傷跡の大小やダウンタイムに差が出るため、信頼のできるクリニックを探すことがデメリットを抑えるポイントとなります。
眉下切開法をおすすめできない人は下記の通りです。
上記の方は、眉下切開法の施術が難しいので切開法や埋没法が適しています。
まぶたのたるみを切開で取る方法には、眉下ではなく、まぶた自体の皮膚を切除する方法もあります。眉下切開法と違って二重のラインに沿って皮膚を切り取る方法なので、傷あとが目立ちにくいのがメリットです。しかし、眉毛側の厚い皮膚が二重のラインを作ることになり、二重が重たい感じになりやすくなるのがデメリット。皮膚の厚い方は眉下切開法のほうが自然な目元になるかもしれません。
サーマクールアイという、レーザー治療でまぶたのたるみを取る方法もあります。レーザー系の中ではサーマクールアイが最も効果の高い施術。
眉下切開法のように皮膚を切り取る施術ではないので、見た目に大きな変化はないようです。眉下切開法は厚い皮膚や中~重度のたるみのある方向けですが、サーマクールアイは軽度のたるみや皮膚の薄い方に向いています。たるみの程度によって使いわけてみましょう。
二重まぶた埋没法によるたるみの解消法もあります。皮膚を切除する方法ではないため眉下切開法よりも効果はゆるやかです。
埋没法は場合によっては取れてしまうこともありますが、眉下切開法は半永久的な効果を得られるでしょう。まぶたのたるみ方によってどの施術が適しているのか変わるので、まずは1度クリニックでカウンセリングを受けてアドバイスを受けるのがおすすめです。
眉下をギリギリのラインで切開する眉下切開法。二重になっているところに傷ができにくく、自然な状態の目元に仕上がることができます。
他の施術法と比較すると、キズが目立ちにくく、腫れが少ない上にバレにくいのが特徴。ただし、切る施術に抵抗のある方は他の施術法を検討するのがいいかもしれません。 また、目元の状態によっても最適な治療法が変わってくるため、事前にチェックしておくことは重要です。
下記に、まぶたのたるみの種類にピックアップいたします。合わせて、種類別に適した施術法をご紹介していきますので、チェックしてみてください。
軽度のたるみや薄い皮膚 |
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中度から重度のたるみや厚い皮膚 |
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重度のたるみ |
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加齢による眼瞼下垂 |
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眉下切開は「眉下リフト」とも呼ばれ、眉の下のラインに沿って切開し、眉毛のすぐ下にあるたるみや厚みを除去していきます。たるみを取り除き、残った組織を上に引き上げるため、隠れていた二重などが出現し、ナチュラルな目元に仕上がります。
自然な印象に仕上がることが眉下切開のメリットですが、眉毛と目の距離が狭い方の場合、この手術によってさらに眉と目の間が狭くなり、きつく鋭い印象になってしまう場合があります。
また、切除する皮膚の量によって目が不自然に仕上がってしまったり、傷跡だけが目立ってしまうケースもあります。
手術では眉下のラインに沿って切開を施しますが、医師の手腕によっては傷跡が残ってしまい、目立つといったトラブルもみられます。
眉下切開ではまぶたの余分な皮膚や脂肪、眼輪筋などを取り除き、目を上に引き上げてぱっちりとした目元に仕上げていきます。まぶたそのもののラインには手を加えないため、不自然な二重に仕上がる心配はありません。
しかし万が一左右差や不自然な目元になってしまった場合は、再治療を行います。まぶたが依然として厚いケースについては、皮膚や脂肪の切除量をうまくコントロールして自然な印象に仕上げていきます。傷跡が目立つものについては、眉のラインに傷跡を誘導させるよう、皮膚を切り取るなどの形成手術を施します。
2日目くらいまではとても腫れて外出は控えましたが、今日で1週間がたち、腫れはすでに引きました。洗顔したときや化粧するときなどにまだ少し違和感はありますが、生活に支障はまったくありません。メガネをかけていれば周りの人に気づかれることもありません。長い間悩み続けた目の上のたるみがなくなり、それと同時に目尻のシワもなくなって、ものすごく得した気分です!
半年前に眉毛下切開法を受けました。現在は想像していたよりも自然な仕上がりで、目を閉じても整形したことがわからないくらいです。たるみがなくなるだけで見た目年齢が10年前くらいの自分に戻ったようで、毎日気持ち明るく過ごせています。最初は「切開」することにかなり悩みましたが、勇気を出して手術に踏み切って良かったです。
眉下切開法は、歳を重ねて目元の皮膚がたるんでしまっているという方にはおすすめの施術法です。
ただ、まぶたのたるみの施術法は、眉下切開法以外にも多数あります。カウンセリング時までに、施術についての知識を頭に入れておくことが医師とのコミュニケーションがスムーズになる助けになります。ですので、ほかの施術法のことについても詳しく知りたい!という方は下部にある、まぶたのたるみ整形法辞典 関連ページから各ページの確認をしていただければと思います。