目の下のたるみが原因の黒クマ、解消方法とは!?
加齢によって目の下がたるみ、そのたるみの影が発生した状態のクマを「黒クマ」といいます。この黒クマを解消するための方法や予防法をご紹介。黒クマを根本的に改善させる治療法とは?
黒クマの原因は?
目の下にうっすら浮かぶ黒いクマ。この黒クマは、まぶたの下のたるみが原因で起こります。たるみやシワが目元に影をつくりそれがクマのように見えてしまうのです。上からライトが当たった時にさらにクマが目立ってしまうのが黒クマの特徴です。
たるみ自体は主に加齢が原因。老化によって目の周辺の筋肉が衰え、脂肪がたまって下がることによって目の下のたるみができます。水分を保持するヒアルロン酸やコラーゲンが年齢とともに減少し、弾力がなくなることも原因のひとつです。
最近ではパソコンを長時間使用する方が増えていますが、これもたるみの原因となります。画面に集中してまばたきの回数が減ると、目の周囲の筋肉が衰え目の下にたるみができてしまうのです。
他にも、目が大きい方や頬骨が張っている人はたるみができやすいと言われている他、急激なダイエットなどで目の下の皮が垂れさがることもあります。
黒クマの種類は?
黒クマのタイプは大きく分けると、2種類。膨らみが影響して影ができているパターンと、くぼみが影響して影ができているパターンに分けられます。
黒クマの種類は2つあります。 1つは、眼窩脂肪が前面に出て自然に目の下の影をつくってしまうケース。 もう1つは、皮膚のたるみによるケースです。
- 眼窩脂肪による黒クマ
眼球を支える脂肪(眼窩脂肪)が押し出されると、黒クマになってしまいます。 年齢や重力、目のまわりにある筋力の低下で眼球の位置が下がると、黒クマにつながってしまいます。稀に10代からでも目の周りの筋力低下により黒クマになっている場合も少なくないようです。 - 皮膚のたるみによる黒クマ
皮膚のハリツヤが不足してくると乾燥が起き、さらにはたるみが起きてしまいます。主に皮膚組織のコラーゲンの不足が要因となってしまいます。
※ただし、元々の顔の形が影響している可能性があるため、 上記原因が必ずそうであるとは限りません。
黒クマの解消法は?(食べ物編)
黒クマを解消するためには、原因となっている目の下のたるみを解消する必要があります。
セルフケアで出来ることとしては、まず目元の保湿が重要。目元が乾燥すると小じわが増えたるみが悪化し、さらに黒クマが目立ってしまいますので、保湿成分が配合された基礎化粧品で肌表面から肌のハリを保つよう心がけましょう。
外側からのケアと同時に、実践したいのが内側からの保湿。肌だけでなく筋肉や内臓、血など全身の組織を作るタンパク質をはじめ、ニンジンやカボチャなど色の濃い緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAと、きのこ類、海藻類、豚肉に多く含まれるビタミンB群で皮膚の働きを正常にし、乳製品や魚、海藻類に含まれる亜鉛・マグネシウムなどのミネラル成分で肌の新陳代謝を促し、野菜や果物ビタミンC、植物油、ナッツ類、うなぎなどに含まれるビタミンEでホルモンを生成するなど、ターンオーバーを促すためにバランスの良い食生活が非常に大切です。
黒クマの解消法は?(保温・保湿・マッサージ編)
むくみによっても黒クマが濃くなっている可能性があるので、むくみやすい体質の方は日頃から体全体の血行を良くするために毎日湯船に浸かったり、リンパマッサージを行なったりしましょう。
3つのトレーニングをするのがおすすめです。 合わせて、頬の筋肉を鍛えることで効果が増します。 外で行なうのはあまり向かないので、気をつけてくださいね。
目の周りの血行促進
ホットタオルは、レンジでチンするだけであっという間にできます。
- 1.適度なサイズにタオルを折ります。
- 2.水につけたタオルを、硬く絞り水を切ります。
- 3.電子レンジ600Wで約1分~1分30秒温めれば、ホットタオルの完成です。
化粧をする前に、目元に当てるだけで血の巡りが良くなっていくのを感じるはずです。 ホットタオルだけでなく、Panasonic「目元エステ」や桐灰「あずきのチカラ」といった目元ケアアイテムを使うのもアリです。
また、冷蔵庫でよく冷やした濡れタオルとホットタオルを交互に目元に当てることも、素早く目元の血行促進の期待ができます。
目の周りの保湿
黒クマがなくとも、涙袋のラインにしわがある人は黒クマ予備軍の可能性が高いです。化粧水と乳液ではなくとも、オールインワンジェルでも構わないので保湿を徹底していくことが重要です。
眼輪筋トレーニング
上で述べている通り、眼輪筋の筋力の衰えにより皮膚のたるみ、黒クマになってしまうのが原因です。ですので、目元のトレーニングをすることで根元の原因から解消していきましょう。ここでは、順を追って眼輪筋トレーニングをご紹介していきます。
■目元全体編
- 1.目を弱く閉じます
- 2.徐々に目を強く閉じていき、閉じ切ったら5秒そのままの状態にします。
- 3.徐々に目を開いていきます。
- 4.次に眉を上げつつ、目を見開きます。
- 5.見開いたまま5秒間そのままの状態。
- その後、徐々に自然な状態にしていきます。
■上まぶた編
- 1.人差し指を眉上に置きます
- 2.徐々に指で眉を上げていきます。
- 3.上がる眉を下に抑えて動かさないようにします。
- 4.上まぶたが伸び切ったところで5秒間維持じます。
- 5.徐々に自然な状態にしていきます。
■下まぶた編
- 1.口を丸く開き、鼻の下を長くします。
- 2.目線を上向きにして、目の下を伸ばすように意識します。
- 3.下まぶたを引き上げ、目を半開きにするのを5秒間維持します。
- 4.徐々に自然な状態にしていきます。
- また、アイメイクで黒クマを目立たせなくするのもひとつの手。パール系のコンシーラーで目元にふっくら感を出せれば、黒クマを目立たなくすることもできます。
黒クマを予防&再発予防するには?
黒クマの原因が加齢による目の下のたるみであることから、たるみを予防することが黒クマの予防につながります。
上述したとおり、何より日々のスキンケアは重要!美容成分がたっぷりと配合された化粧水や美容液のほか、バランスのとれた毎日の食生活はもちろん、食事だけでは補いきれない栄養については、サプリメントにより経口摂取してもいいでしょう。
食生活の中で気をつけたいのが、塩分の摂りすぎです。目の下のたるみにむくみがプラスされることによってさらに黒クマが目立つようになってしまいますが、塩分の摂りすぎはまさにむくみの原因そのものになります。冷たい飲み物の摂りすぎにも注意しましょう。
また、筋肉の衰えが目の下のたるみの原因となりますので、表情筋を鍛えるのがおすすめ。満面の笑みを作ってから口元だけ元に戻す。口を大きく開けて頬の筋肉を伸ばす。力強いウインクを何度も行う。など、テレビを見ながら、家事をしながらでも簡単に筋トレを行えますから、是非挑戦してみてください。
黒クマを根本的に解消するためには美容外科での治療が一番です。美容外科では目の下のたるみを根本解決するための「脱脂術」があります。手術ですが、近年は切開も必要なく、ダウンタイムも少ない治療法が確立しています。また、ヒアルロン酸や脂肪を注入し、頬から目の下にかけて適度なふくらみをつくることで、黒クマを解消する方法もあります。
黒クマに悩まされている方は、一度美容外科に相談へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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