血行不良が原因の「青クマ」の解消方法とは!?
目の下にうっすらとできてしまう「青クマ」。なぜ青クマはできてしまうのでしょうか?青クマができやすいという方は、生活習慣から変えていく必要があります。青クマの原因、解決法などをご紹介します。
青クマの原因は?
徹夜をした翌日、パソコンの前に長時間いた日、寝不足が続いているときなどに、目の下に黒っぽいクマができることはありませんか?そのクマは、「青クマ」と呼ばれているものです。
青クマの原因は主に血行不良で、睡眠不足、体調不良のときによく引き起こされます。目の下にうっすら黒い影ができますが、それは血液の色。本来、血液はきれいな赤色をしています。しかし血流が滞ってうっ血を起こすことにより、酸素不足になった血液が黒っぽく変化してしまうのです。この変色した血液の色が、目元の薄い皮膚から透けて見えることで、青クマが発生します。
青クマが起こる血行不良の原因としては、睡眠不足、ストレス、疲労、眼精疲労、喫煙、運動不足、体の冷え、食生活の乱れなどがあげられます。
青クマがよくできる方は、冷え症の方や仕事が不規則な方に多く、目の下の皮膚が人より薄い方や色白の方もできやすいといわれています。
青クマの判別方法
主に血行不良が原因でできるといわれている青クマは、表面に現れやすいクマです。青クマといっても赤紫色や黒に近い色をしています。そのため、判別が難しいクマでもあるのです。青クマかどうかを判別するには、温めたタオルを当てて、血行を良くしてみてください。色が薄くなるようであれば、青クマです。また、皮膚を引っ張ってみて、色が薄くなるのも青クマでしょう。血液がスムーズに流れるようになって、色が消えるようであれば、青クマの可能性が高いです。
青クマの手軽な解消法3選
青クマは他のタイプのクマと比べて比較的解消しやすいタイプのクマです。 最善の解消法は、クリニックで自分に適した施術を提案してもらい受診すること。 ただ、朝目覚めたら青クマができてしまったなんて時には、どうしても焦ってしまいますよね。ここでは、すぐに改善が見込める3つの方法をご紹介します。
1.ホットタオルで温める
ホットタオルは、レンジでチンするだけであっという間にできます。
- 1.適度なサイズにタオルを折ります。
- 2.水につけたタオルを、硬く絞り水を切ります。
- 3.電子レンジ600Wで約1分~1分30秒温めれば、ホットタオルの完成です。
化粧をする前に、目元に当てるだけで血の巡りが良くなっていくのを感じるはずです。
ホットタオルだけでなく、Panasonic「目元エステ」や桐灰「あずきのチカラ」といった目元ケアアイテムを使うのもアリです。
また、冷蔵庫でよく冷やした濡れタオルとホットタオルを交互に目元に当てることも、素早く目元の血行促進の期待ができます。
2.炭酸水洗顔
目元の血流を改善したいのなら、洗顔を炭酸水でするのがオススメです。 炭酸水には、言うまでもなく二酸化炭素がたくさん含まれています。 二酸化炭素には血流を促進させる作用があり、炭酸が皮膚から体内に吸収されると血中の二酸化炭素濃度が高くなります。すると、身体が酸素不足になったと勘違いして酸素を取り入れる働きをします。この働きで、毛細血管が広がることによって血流が良くなるのだそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/lifesupport1996/17/Supplement/17_Supplement_164/_article/-char/ja/ (参考文献:血液ガス反応を組み込んだ数値流体解析手法による人工肺内ガス層濃度変化が血中酸素・二酸化炭素濃度分布に与える影響の検討 )
炭酸水洗顔の方法には種類があります。洗顔料を炭酸水で泡立てたり、すすぎにだけ炭酸水を使ったり、どれも手軽にできるものです。ここでは炭酸水に顔を浸す方法をご紹介していきます。
炭酸水洗顔のやり方
- 1.いつも通り洗顔。
- 2.洗面器の中に、無糖の炭酸水(※天然ものが炭酸持ちが良いです)を、顔が浸かるくらい入れる。
- 3.顔を炭酸水の中に約20秒浸す。
- 4.3を数回繰り返す。
3.ツボの刺激
目の周りの血流を良くするツボを押すことで、短時間で青クマの解消を見込めます。ツボ押しであれば、いつでもどこでもできるので予防にもつながります。
ここでは、目元の血行促進を期待できる3つのツボをご紹介します。
- 清明(せいめい)
- 承泣(しょうきゅう)
- 太陽(たいよう)
清明は、目の疲れやかゆみ、涙腺に効果があるといわれています。特に、目の下のクマに効くそうです。ツボの位置は、目頭の上で鼻骨が最も狭まっているところ。親指と人差し指で鼻骨をつまむように軽く押します。5秒押しを数回行います。
※眼球を押さえないように注意しましょう。
承泣は、目の疲れやかすみ、充血、目の腫れに効果があるといわれています。ツボの位置は、目の中心の下で、眼窩という骨の縁にあるくぼみです。とても繊細なツボなので、指の腹を骨に当てるくらいで問題ありません。目を閉じ、骨の縁を下へ押すようにします。5秒押しを数回してください。
太陽は「医者ごろし」と言われるほどのツボ。眼病の予防や改善に効果があると言われています。また、偏頭痛や顔面神経痛、老眼にも効果があるそうです。ツボの位置は、こめかみ。顎を動かしたときに筋肉が動くところです。親指を当て、4本の指で頭を支え、左右同時に少し痛いくらいの強さで押します。約30回行ってください。
時間がないときは、メイクで隠そう
忙しくて、ホットタオルの用意やツボなんて押してられない!そんな方は、メイクで隠すのが懸命です。ここでは、青クマをメイクで隠すためのアイテムとテクニックをご紹介します。
マストアイテムは、コンシーラーです。ただし、青の対照色のオレンジ系でなければいけません。濃いクマの場合は、練り状のコンシーラーもおすすめです。
バレないように隠すテクニックとしては、薄く塗ること。完全に消えなくても問題ありません。厚塗りをすると返って目立つので、適量で塗るのがポイントです。
ちなみに、体調不良や貧血が原因で青クマができたときは、顔色全体や唇の血色にも注意しましょう。下地をピンク系に変えたり、リップを艶やかなピンクに変えたり、血色を良く見せると良いですよ。
青クマは病気のサインかもしれない?
血行不良になると、目のまわりの毛細血管が青っぽく見えるようになります。黒ずんだ血液が、皮膚を通して青く透けて見えるからです。その原因のひとつとして考えられるのが、鉄欠乏性貧血。赤血球内にあるヘモグロビンの量が減ると貧血になりますが、ヘモグロビンを作るには鉄分が必要となります。そのため、鉄分が不足すると、貧血になってしまうのです。
また、青クマができるのはうつ病のサインということも考えられます。うつ病は自律神経のバランスが乱れている状態。目のまわりの筋肉や口のまわりの筋肉の血液が滞り、血行不良を起こすことがあるのです。そのため、うつ病になると、目のまわりや口のまわりが青白くなるという傾向があります。
青クマを予防&再発予防するには?
青クマを予防するためには、一番の原因である血行不良を解消しなければなりません。日々の習慣としてホットタオルを当てて血行を促進するほか、ふくらはぎのリンパマッサージを行ったり、シャワーだけでなくしっかりと湯船に浸かったりするなど、体全体の血行促進を目指しましょう。
睡眠不足は大敵です!睡眠のリズムを整え、しっかりと睡眠をとることで青クマの再発を予防しましょう。それでも改善できない場合は、さらに日々の生活を見直してみましょう。レトルト食品ばかり食べていたり、過剰にアルコール摂取していたりしませんか?暴飲暴食や不規則で不健康な食事習慣を見直し、血液が滞らないようサラサラにするための食生活を心がけることも効果的です。
また、意識的に体を温めるのも重要です。体を冷やすような冷たい食品や飲み物ばかり摂取せずに、ショウガ、ネギ、唐辛子など、体を温める食べ物も積極的に食事に取り入れていきましょう。なるべく湯船には毎日浸かり、オフィス勤めの方はエアコンで冷えないよう、カーディガンを羽織ったり、ひざ掛けを掛けたり、あたたかい靴下を着用するなど、体の芯から温めていくことで血行がスムーズになり、青クマができてしまう事態は避けられるはずです。
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