まぶた(目の上)のたるみ治療
埋没法
まぶた(目の上)のたるみ治療“埋没法”って?
気軽に受けられる二重まぶたのプチ整形
埋没法は、二重の治療方法として高い人気を誇るプチ整形です。大規模に切開や縫合を行う手術に抵抗がある方、まぶたのたるみが比較的軽度な場合の解消方法などとして注目されています。
埋没法は基本的に二重の治療方法として考えられていますが、まぶたのたるみを解消するために埋没法が使われる場合もあります。
まぶたの内側から糸を留める部分を工夫してみたり、糸の本数を増やしたりし、たるみを留めて二重だけでなくたるみ自身も解消することが可能です。
埋没法の手術にはメスを一切使わず、まぶたのたるみを取り除くといった処置は行いません。髪の毛よりも細い手術用の糸を使い、まぶたの裏側から二重まぶたを形成するラインに沿って糸を留めます。
まぶたの厚さに合わせて1点留め~4点留めまでさまざまな方法がありますので、確実に二重にしたい方、気軽なお試しとしてプチ整形に臨む方など、それぞれの希望に合わせて治療方法を選ぶことも可能です。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法の気になるポイント
1点留めで両目6~8万円程度、2点留めで両目10万円前後が相場です。ただし、埋没法はキャンペーンの対象にもなりやすく、クリニックによって大きな差があります。
術後~3日程が腫れのピークで、その後は徐々に引いていきます。ダウンタイムの平均は7~10日程度です。
局所麻酔などを施すため術中の痛みはほぼ感じません。術後は3日ほど続くことがありますが、徐々に薄れていきます。
持続効果にはかなり差があります。10年以上持続する方もいますし、まぶたが厚い方、目をこするクセのある方、涙もろい方などまぶたに負担がかかる機会が多い方は3年以内に戻ってしまう可能性も。
埋没法は、二重まぶたの施術の中で最も安全な施術だといわれています。しかし「プチ整形」といえどリスクはあります。たとえば使用する素材は医療用の特殊な糸ですが、人によってはまぶたが拒否反応を示し、腫れたり痛痒くなったりと炎症を起こしてしまう場合があり、そのときは抜糸を行う必要があります。時間の経過とともに糸で留めている力が弱まり、片目側の糸がゆるんで、両目の二重のバランスが崩れるケースもあります。また、まぶたの裏側につくった結び目がゴロゴロして目が乾くことにより、ドライアイになってしまう方もいます。さらに再手術を何度も繰り返すと、皮膚がダメージを受けてたるみがより発生してしまうこともあることを知っておきましょう。
簡単そうに見えますが、実はドクターのセンスや腕、手技によって仕上がりが大きく異なります。施術を受ける際は、必ずドクターの実績を確認するようにしましょう。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法のメリット・デメリット
メリット
- ・不自然な仕上がりになっても元に戻しやすい
- ・施術後でも必要に応じて幅の修正が可能
- ・ダウンタイムが最小限
- ・施術跡が分かりにくい(小さな針穴程度の傷)
埋没法はメスを一切使わない施術のため、大きな傷跡が残らず、周囲からばれにくいといったメリットがあります。ダウンタイムも短く、腫れや痛みが最小限に抑えられるのも魅力的。
不自然な印象になったり、左右差が出てしまっても、必要に応じて後から再修正を施したり、自在に二重の幅を変えることもできますので、「二重形成をしたけどまぶたのたるみも解消したい」「まぶたのたるみが取れていないので再治療を受けたい」といったニーズにも対応できます。
手術時間は約30分(クリニックによっては5分から10分程度)と短く、切開をともなう治療よりも短い時間で美しい目元が手に入ります。腫れが出る期間は約2~3日程度で、まぶた全体ではなく二重部分を中心に腫れるため、ほとんど目立ちません。
メスを入れない治療なので傷も浅く、その日のうちに洗顔もできるようになります。患部を軽く縫うだけの治療なので、術後に元に戻すことはもちろん、まぶたのたるみ取り手術を加えたり、眉毛下切開を行なったり、他の治療法を組み合わせることもできます。
まぶたのたるみがある方の場合、目元の状態を診ながら埋没法との相性を見ていきます。たるんだ皮膚を使って自然な二重が形成できるかどうかは、その人の目元の状態にもよります。埋没法の適用が可能であれば、大きく皮膚や脂肪を取り除く必要がないので、安全かつ確実にパッチリとした目元が手に入ります。
埋没法はまぶたのたるみのうち、皮膚そのものがたるんでいる場合に有効とされています。筋肉や脂肪によるたるみの場合は、別の施術が推奨されますので、事前に医師に相談されることをおすすめします。
デメリット
- ・皮膚の切開がないため効果を感じにくい
- ・元々まぶたの厚い人はより厚みが気になってしまう
- ・効果が実感できる期間が短い
埋没法はまぶたの厚みやたるみを直接切り取ったり、眼窩脂肪を取り除くわけではありません。そのため、切開法よりも多少効果は薄く、どちらかというと二重の形成による目元の変化の方が大きくなります。
まぶたが厚く、たるみの程度が大きい方の場合は、埋没法に使用する糸がたるみの重さに耐えられず、不自然な印象になってしまう場合もあります。事前のカウンセリングで他の治療法と併せてしっかりと比較することが大切です。
また、時間の経過とともに糸がまぶたになじみ、再びたるみが現れるといったケースや、施術後の皮膚の「折れ返り」によってまぶたが厚くなるケースもあるようです。
どんな人に向いていないか
埋没法をおすすめできない人は下記の通りです。
- ・たるみの進行が深刻
- ・脂肪が厚い
- ・皮膚が腫れぼったい
上記の方は、埋没法の施術が難しく、切開法や眉下切開法などが適しています。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法と切開法との違いは?
まぶたのたるみを取る施術には、埋没法以外に切開法という方法があります。2つの方法にはどのような違いがあるのか調べてみました。
- メスを使うか使わないか
切開法はまぶたの上をメスで切開して、たるんだ皮膚や余分な脂肪を取り除く施術。傷を伴い技術を要する施術のため1~2時間程度の時間が必要です。一方、埋没法はメスを使わないので、手術時間は30分ほどしかかかりません。仕事で休みが取りにくい方でも、空いた時間で気軽に施術を行なうことができます。
- 術後の腫れや痛み
切開法はメスを使用する施術のため1~3ヶ月のダウンタイムがありますが、埋没法のダウンタイムは約3~4日です。切開法では腫れが強く出てキズもしばらく残りますが、埋没法は腫れる期間が少なく済みます。抜糸の必要もないので翌日からメイクやコンタクトが可能です。
- 施術が適しているたるみの度合いが違う
一口にまぶたのたるみといっても、症状や程度、理想の仕上がりなどは人によってさまざま。たるみが軽度の方やまぶたの皮膚が薄い方は、埋没法を選んでも十分たるみを解消することができます。ですが、たるみが大きい方やまぶたの皮膚が分厚い方、加齢によって二重のラインが狭くなっている方には切開法がおすすめ。たるみの度合いやまぶたのタイプがよく分からないという方は、1度クリニックでカウンセリングを受けて聞いてみるといいでしょう。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法と他の施術との違いは?
患部の状態が軽いようであれば、二重幅を広げるほどで改善を見込めます。 ですが、皮膚を折り返す施術になるので、皮膚を切り取る切開法と比べると効果の実感には差があります。
また、まぶたの高い位置に糸を留めるので、まぶたが開きづらくなったり、糸が外れやすくなったりしてしまいます。
ですので、まぶたが厚かったり、目元の皮膚が腫れぼったかったり、皮膚の切開が必要な方は眉下切開法の方が向いています。
しかしながら、皮膚を切らない埋没法は身体的なダメージが少なく、施術自体が容易なので他の施術のリスクの回避をしたかったり、絶対に切りたくないという方にはおすすめです。
下記に、まぶたのたるみの種類をピックアップします。種類別に適した施術法をご紹介していきますので、ご確認ください。
軽度のたるみや薄い皮膚
- ・施術法 埋没法
- ・ダウンタイム 数日
中度から重度のたるみや厚い皮膚
- ・施術法 眉下切開法
- ・ダウンタイム 約1週間
重度のたるみ
- ・施術法 埋没法、眉下リフト
- ・ダウンタイム 約1週間
加齢による眼瞼下垂
- ・施術法 オープンアイズ法(眼瞼下垂法)、切開法
- ・ダウンタイム オープンアイズ法は数日。切開法は約1週間。
まぶたのたるみ治療「埋没法」の失敗について
まぶたのたるみ治療・埋没法での失敗とは
まぶたのたるみを改善する埋没法では、どのような失敗があるのでしょうか。
非常に多い例として、「腫れ」や「内出血」が出る場合があります。ただし腫れや内出血は時間とともに収まるので、数日程度で目立たなくなっていきます。
修正が必要となる失敗例としては、目元に左右差が出てしまうという場合です。手技が雑になってしまうと、右目と左目の差を考慮せずに埋没法を施してしまい、その結果として目の開き具合などに差が出てしまいます。
左右差以外のトラブルでは、「不自然な印象」に仕上がってしまう場合があります。整形手術を施したと一目で分かってしまうような不自然さや、半分取れかかった二重、あるいは三重になってしまうケースなどもみられます。
埋没法で失敗をした場合の修正方法について
万が一埋没法で失敗をした場合、どのように修正を施していくのでしょうか。
腫れや内出血については時間の経過とともに落ち着いていくため、特に修正の必要はありません。
目元に明らかな左右差が出てしまっている場合、かかりつけのクリニックで診断を受け、左右に違いが出ていることを伝えたうえで、再治療を受けるか否かを決定します。
左右差を修正する際は一度二重にした部分を解除し、再度埋没法を行うことになります。また、不自然な印象に仕上がってしまっているケースについても、修正治療を行うか否かをクリニックとよく相談のうえで決めていく必要があります。
かかりつけのクリニックが修正に応じてくれない場合は、より信頼のできる別のクリニックをあたり、修正治療について相談されることをおすすめします。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法の体験者の声
ずっと悩みだった腫れぼったいまぶたから憧れの末広型になれて幸せ!
目の上がたるんで腫れぼったいことが嫌で仕方なく、20歳のときに念願の埋没法を受けました。長年の悩みが解消され、憧れの末広型にしてもらい、感無量でした。以前とはメイク映えが全然違い、目が変わるだけでこんなにも顔が変わるんだと感じました。本当に受けて良かったです。気になっていた腫れも2日続いただけで、あっさり無くなりました。
ぶあつい一重が埋没法ですっきり!人形のような瞳に生まれかわりました。
ぶあつい一重の原因である目の上のたるみを解消して、お人形のような平行二重をつくりたくて埋没法を受けました。メスを入れる切開法は怖いと言うと、埋没法を薦められました。分厚いから3点留めかな?と思っていたけど、2点留めでOK。治療を受けてから4年目になりますが、キレイなまま続いていて感動です☆無理なんですけど、このまま一生消えなければいいな~♪と思ってしまいます笑
二重の幅が広すぎておかしな目元になった
一重まぶたが重く厚ぼったく、たるみになりそうだったので、埋没法で二重にする手術を受けました。しっかり二重にしてください!とリクエストしたせいか、二重の幅がすごく広めに取られてしまって、整形したばかりのような、おかしなデザインになってしまいました。すぐに修正を希望したのですが、元のクリニックではあまり良い返事がもらえなかったので、別のクリニックで再治療を受け、自然な印象に仕上げていただきました。
二重が取れてしまい再治療
憧れの二重にしてからというもの、毎日鏡を見るのが楽しみだったのですが、ある日片方の二重が取れていることに気付き、すぐに再治療を受けました。途中で取れてしまうなんて知らなかったので、すごくショックでした。再治療にもそれなりにお金がかかりましたし、また取れちゃうかもと思うとちょっと不安です。埋没法を受ける時はクリニックと先生のスキルはしっかりと調べておくことをおすすめします。
まぶた(目の上)のたるみ治療・埋没法のまとめ
埋没法はダウンタイムが短く、費用も安く抑えられるプチ整形です。メスを入れないので安全に、かつ確実に二重を形成でき、たるみ治療にも一定の効果が期待できます。まぶたのたるみの施術法は埋没法以外にもいろいろな方法がありますので、カウンセリング時に埋没法を含めたさまざまな方法を比較し、検討されると良いでしょう。
ほかの施術法についても詳しく知りたいという方は、下部にあるまぶたのたるみ整形法辞典 関連ページから各ページの確認をしていただければと思います。