まぶたのたるみ予防には、ストレッチと生活習慣の改善!
ちょっとした癖や生活習慣の乱れがまぶたのたるみを引き起こすことがあります。まずはたるみを引き起こしてしまう可能性がある生活習慣を知り、予防につなげましょう。予防に効果大なストレッチもご紹介。日常に取り入れて、簡単予防!
日々の積み重ねでまぶたのたるみを予防!
まぶたのたるみは、まぶたを支えている筋肉が衰えてくること、弾力成分が減少してしわが発生することなどが原因となりますが、日々の生活の中でたるみを進行させないように気をつけることもたるみの予防に大きくつながります。
眠い時や、花粉症などでかゆい時についやってしまいがちですが、目をゴシゴシとこするのはNGです。こするのが習慣になっていると、目元の薄い皮膚が伸びてたれやすくなってしまいます。あるテレビ番組の調査では、目にたるみがある方の共通点として、「夜更かしをする人、涙もろい人、花粉症の人、女性」という結果が出ていました。目をこすりたくなった時に意識して手をとめることが、まぶたのたるみ予防になるのです。
また、目線を下げてミュラー筋を休ませてあげることも大切。目を閉じるときに、あごを引き、ななめ45度下方に目線を下げ、眉毛が本来の位置にあるようにします。仕事の休憩中に読書をするなど、毎日少しの時間だけでも目線を下げる習慣を設けるといいでしょう。
スキンケアで重視することは、まぶたの保湿です。乾燥はたるみを作る大きな原因のひとつですし、皮膚の薄いまぶたは乾燥に弱く、たるみが出やすい部位です。スキンケアの際にはなるべく保湿成分がたっぷり配合されたアイクリームなどを用意し、こすらないように気を付けて優しく塗りこみ、まぶたに栄養を与えてください。
目周りのたるみ予防に効果的な『眼輪筋ストレッチ』
まぶたのたるみを予防するためには、目元の筋肉の衰えを食い止めなければなりません。目の周りには、「眼輪筋」という筋肉が存在しますが、この眼輪筋には、まぶたの開け閉めを行う以外にも、涙の流れをつくったり目の潤いを守ったりと重要な役割があります。眼輪筋を鍛えるためのストレッチを行うことで、まぶたのたるみ予防になります。
こんなトレーニングを、日々の習慣にしてみてはいかがでしょうか。
- 指先で上まぶたの真ん中あたりを引き上げ、眉下で抑える。
- この状態で10秒間ほど目を閉じる。
- 元の状態に戻し、薄目を開ける。
- この状態を10秒間キープ。(目を開けた状態に比べて下まぶたが2~3mm上がっていることを確認)
- 元の状態に戻し、指先で目尻の少し上あたりを斜め上に引き上げて抑える
- この状態で10秒間目を閉じる。
このほか、まぶたのむくみ・たるみや目元のシワ予防、眼精疲労にも効くツボ押しもおすすめです。
眉毛の中央の下の骨の窪んだところにある「魚腰(ぎょよう)」というツボに、親指の腹を押しあてて眉を押し上げるように20回ほど揉みます。次に、目尻の約1cmほど外側のくぼみ位置にある「瞳子膠(どうしりょう)」というツボを指の腹で軽く刺激します。このツボはまぶただけでなく、目の周りのアンチエイジングにも効くのでおすすめ。
ツボを押すときには、息を吐きながら行うようにしましょう。
こんな行動はNG!生活習慣からたるみを撃退
パソコン、スマホ、コンタクトレンズなど、目に負担がかかる生活ばかり送っていませんか?現代社会に生きているとどうしても避けようのないものばかりなのですが、これらは目の疲労を招きます。目の疲労が続くと目の下に血液や老廃物がたまり、それらが停滞するため、まぶたのたるみにつながってしまうのです。
できればパソコンやスマホなどの使用時間を減らし、裸眼でいる時間も増やしましょう。
また、栄養不足や偏った食事もたるみの原因。特に、肌のハリをキープするためにはビタミンCの摂取は欠かせません。ビタミンCが不足すると肌のターンオーバーが遅れることで、ハリを支えている成分、エラスチンやコラーゲンが減少したるみを促進します。食生活が偏りがちな方は、特にビタミンCを意識しながらバランスの良い食事をとるよう心がけましょう。
睡眠不足もまぶたのたるみの悪化につながってしまいます。目をこする機会が増えますし、何より肌のターンオーバーが乱れて十分に肌組織の再生が行われなくなります。ほかにも、生活習慣が乱れていたり、運動不足だったりするとターンオーバーの乱れにつながるので睡眠不足や運動不足は意識して解消するようにしましょう。